ドラマ・本などの鑑賞・読書記録。 忘れがちなので、いろいろ。
この映画を見て笑ったり泣けたりする人ってどんな人なんだろう。

私はだめだなぁ。
…なんとなく見ていて理由が判明した。

主人公のタエコはたぶん20代後半。
時代はバブル崩壊前夜。
都会で働いているが、何か限界を感じている。
山形で田舎暮らしの休暇をとる。

なぜか小学校5年生の頃の自分がついてくる幻想に。
当時の出来事をいろいろ思い出す。


まあ、リアルすぎるんだ。

年代は少し違うけど、生活はほぼ同じ。
小学校時代のタエコの暮らしぶりは
私の子供時代とよく似ている。

楽しい思い出ばかりじゃない。

がまんすることや、他人の目を気にすることばかり。
やりたいことも親に止められてがっかりしたり。
後悔、涙、いい思い出も何かひっかかることがつきまとったり。

エピソードじたいは違ってもほぼ同じことがあった。
痛い記憶。
なんで痛い記憶ばっかりなの?このドラマ。


そして「現在設定」OLタエコの時間。
長期休暇を申請すると
「海外じゃないの?なんで田舎なんか行くの?」

うん。そんな時代だった。
あの頃。

この映画のもうちょっとあとになるけど
タエコと同じ結論で行動した友人が何人もいる。
バブル期に総合職みたいなカタチで就職したが
25をすぎて、このままいくのか?と悩んだ。

田舎に帰ったり、
勉強しなおして違う仕事をしたり
体を壊して辞めざるをえなかったり
タエコと同じく出身地ではない農家に嫁いだ子もいる。

私も仕事をやめて海外放浪の旅に出たし。

…リアルすぎる。
少女時代の痛みも、OLの痛みも
両方ともリアルに痛い。

タエコの現在が、「過去」になったいまでも痛みは変わらず。
私にとってはキツイ映画でした。
夢も希望も救いもないと思った。
別に自分の過去も自分の過去の決断も今の自分も肯定してるのだが
それでも同じように辛かったり悩んだりしたので。

この映画は同じ痛みを知らない人が見ればいいんだと思う。

私の母は戦争世代で、戦争映画を絶対見ない。
同じことで、映画でまで痛みを味わいたくないんだと思う。

背景はすごい綺麗ですね。
過去の雰囲気もよくでてるし。
それに比べて人物が可愛くない…………。
あと、できれば普通に声優さん使って……ください。
声が浮いてます……。


おもひでぽろぽろ おもひでぽろぽろ
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